「腸内美人」は「素肌美人」腸内環境を整えてキレイな肌へ

日々のこと

「高価な化粧水を使っているのに乾燥肌が治らない」、「便秘気味で肌荒れになり、シミも増えた」といった経験を持たれる方は多いのではないでしょうか?逆に、お腹の調子が良くなったら肌トラブルが改善したという方も珍しくありませんよね。腸内環境の乱れはお肌にとって、とっても関係があるのです。

☆腸内細菌が乱れると栄養成分が消化吸収できずに・・・。

ここ数年、女性誌やテレビなどで「内外美容」とか「インナービューティー」といった言葉をよく目にするようになりました。内外美容とはその言葉通り、「内からも外からもトータルで美しくなろう」と言う意味です。【美しさの基本は体の中から】をコンセプトに化粧品メーカや食品メーカーから美容ドリンクや美肌サプリメントが相次いで発売されるようになりました。これは魚のウロコや豚皮を原料に、安価で良質なコラーゲンを量産化できるようになったのが発端です。それ以降、食品用途でヒアルロン酸、セラミド、エラスチンなどが本格投入され、美容ドリンクなどに利用されるようになりました。 同じ化粧品を使ってお肌のお手入れをしても、お腹の腸内細菌の状態によって、お肌に差が生じることをご存知でしょうか。その謎は、腸が日頃からお肌の健康にとってどんな役割果たしているかを理解してあげると解ってきます。

腸ってどんな役割があるの?

腸の重要な役割として、栄養成分を消化吸収したり、食物繊維などの栄養素を発酵させ、ウンチを作って排泄する働きがあります。せっかく健康やお肌に良いとされている栄養成分を摂っても、効率よく消化吸収されなければ意味がありません。 お腹の調子が悪いと、お肌の健康に欠かせない亜鉛や鉄、ビタミンC、A、B群、D、E、などが十分に吸収されず、不足気味となります。これらの栄養素の吸収を助ける酵素は腸内細菌が作り出しています。亜鉛は皮膚や粘膜の健康を助けるミネラルです。鉄分が不足すると、肌のくすみやシミの原因につながります。また便秘になると、ウンチに溜まっている有害物質やガスが腸壁から吸収され、血中に流れ出し、ニキビや肌荒れ、顔のむくみなどが生じやすくなり、腸粘膜のバリア機能が失われることで、不要な毒素などが血中に流れ込むリーキーガット症候群も肌トラブルを引き起こす原因になります。

皮膚の状態は腸内のバロメーター

皮膚は汗や皮脂などの老廃物や有害物質、余分な水分を排泄する重要な器官です。いつもよりも有害物質などを排泄する作業が増えてしまうと、お肌の新陳代謝が追いつかなくなり、肌トラブルを起こしやすくなってしまうのです。肌の新陳代謝や肌の生まれ変わりのことを「ターンオーバー」と呼びます。ターンオーバーの速度は体の部位によって異なりますが、標準的には28日ぐらいが良いとされています。このサイクルが便秘や睡眠不足などで乱れ、機能が低下すると、肌荒れやニキビ、吹き出物など肌トラブルに見舞われることになります。

他にも皮膚の働きとして外部からの細菌やダニ、埃などの異物や紫外線の侵入と攻撃を防ぐ役目があります。これを「皮膚のバリア機能」と呼びます。加齢などによってお肌の中の表皮の最も表面にある角質層の水分量が減少すると、お肌の乾燥や敏感肌を引き起こし、バリア機能も低下します。バリア機能が低下すると、外界からの細菌やウイルス、ダニや埃などのアレルゲン物質が侵入しやすくなり、湿疹や痒みなどにより、生活の質は著しく低下します。お肌が乾燥すると、粉ふきや皮膚むけ、赤み、痒みが出て、化粧をしてもパサパサとした、いわゆる化粧ノリの悪い状態になります。お肌の健康を守ることは外見上の美しさだけでなくバリア機能を高める観点からも重要なのです。

まだまだあるよ、腸の重要な働き

見逃すことのできない働きとして、ホルモンバランスと自律神経の調整を担っている点です。女性ホルモンの合成を助けるビタミン類や、腸の働きを良くするホルモンであるセロトニンは腸内細菌が作り出しています。この為お腹の調子が悪くなると、ホルモンバランスも乱れてきます。女性ホルモンの中でもエストロゲンはお肌のハリやツヤを保つために不可欠なホルモンです。またセロトニンがきちんと分泌されないと、ターンオーバーのサイクルが乱れ、お肌にも悪影響を及ぼします。私たちの体は欠乏すると生命などの危機に瀕する栄養素を体内で作り出す機能を備えています。その中心的役割を担っているのが腸内細菌です。腸内細菌の作り出す栄養素はビタミンB1、B2、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸のビタミンB群とビタミンK2です。このうちナイアシン、ビタミンB2、ビタミンB6、ビオチン、ビタミンK2はお肌を良好に保つ上でとても重要なビタミンです。腸内環境が乱れると、これらのビタミンを十分に合成できず、肌トラブルにつながってしまいます。ビタミンK2は血液凝固や骨代謝に関与する栄養素として知られていますが、あまり知られていない機能として、皮膚コラーゲン産生促進作用があります。納豆に含まれる納豆菌もこのビタミンK2を産生する働きを持っています。

腸内細菌が作り出すビタミン類とその役割

ビタミンB1糖質の分解を助ける。精神を安定化させ、成長を助ける。不足すると皮膚炎など。
ビタミンB2糖質、脂質、タンパク質の代謝を助ける。タンパク質の合成を助け、皮膚や粘膜の機能を維持。不足すると皮膚炎など。
ビタミンB6タンパク質の代謝を助ける。神経伝達物質の合成に関わる。不足すると皮膚炎、口内炎など。
ビタミン
B 12
血液を作る際に必要であり、正常な赤血球を作る。葉酸の働きを助け、神経細胞の機能を維持する
ナイアシン糖質や脂質がエネルギーとして利用される時の酸素の働きを助ける。不足すると皮膚炎など。
パテント酸エネルギーの産生に関与する。不足すると皮膚炎、脱毛、免疫力低下など。
葉酸DNAなどの合成を助ける。正常な赤血球の生成を助ける。不足すると無脳症、二分脊椎症など。
ビオチン脂質、糖質、タンパク質の代謝を助ける。皮膚や粘膜を健康に維持する。不足すると皮膚炎、脱毛など。
ビタミンK2血液凝固に関与。骨の代謝に重要。皮膚コラーゲン産生促進作用を有する。

アレルギー症状を持つ方は・・・腸内細菌のバランスが乱れていると言う研究データが報告されています。アレルギーの原因は幾つかありますが、花粉症やアトピー性皮膚炎の原因の1つとして、腸内細菌のバランスの悪化と腸粘膜の障害が関与しているという認識は医学界でもだいぶ定着してきたようです。 私たちの体には外からの異物を攻撃して排除する仕組みが備わっています。 アレルギー反応は、特定の食品や花粉、ダニ、カビ、薬物などを異物として認識し、免疫細胞が過剰に攻撃してしまう免疫反応の異常に要るものです。

<関連画像>理化学研究所より

腸内細菌はプロピオン酸や酪酸などの短鎖脂肪酸を作り出しています。短鎖脂肪酸にはこの免疫の暴走を抑える制御性T細胞を増やしたり、セロトニンの分泌を促すことが明らかになっており、お肌とも密接な関係にあることが分かっています。こうした研究データからも、アレルギーを根本から改善する手段として【腸活】の重要性が大きくクローズアップされています。細菌バランスを保つことによってお肌のトラブルを予防できることがわかりますね。

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