ヨモギって身近にあって頼もしい万能薬だと思うんだ

薬草

ワシントン大学 ヘンリー・ライ博士「ヨモギに含まれるアルテミシニンは、健康的な細胞の約100倍もの癌細胞を選択的に死滅させることが出来るだけでなく、抗がん剤よりも34,000倍も正確に癌細胞だけを死滅させることが出来る」

がん治療に必要なアルテミシンの量は?

ワシントン大学のライ教授は、アルテミシニンの薬効は非常に強いので、動物実験では2mMolで約50%の白血病細胞を死滅させており、
「米国で市販されているアルテミシニンの1錠分(100mg=0.1g)以上あるものを摂取すれば、薬効が期待できる」とのべています。

上の表に照らすと、100gの日本の一般的な乾燥ヨモギには、約0.05gのアルテミシニンが含まれていることが判りますので、がん細胞の死滅には、オウカコウ(クソニンジン)だったら40gで済むところ、日本の一般的なヨモギだと200g食べなくてはならないことになります。

毎日、200gのヨモギを食べるのは簡単ではありませんし、調理中に失われる量など考慮して200gよりも少し多めだと安心かもしれません。
おひたし等にしてしまえばそれほどの量にはなりませんが、毎日となるとそれなりの努力が必要ですね。乾燥粉末などをスムージーに混ぜる等、様々なところに工夫して使う必要がありますね。

あるいは、漢方薬局で青蒿(せいこう)を処方していただく方が楽かもしれません。

がん予防とがん治療は違う

とはいえ、ライ博士がおっしゃっている量は、既にがんを発症している人に対して薬効が期待できる量です。
まだがんを発症していない人のがん予防には、これほどの量を毎日摂る必要はありませんよね?だから、「日本のヨモギは食べても無駄」と、いうことにはなりません。
日常的に私達が健康維持のために食事の中に無理なく執りいれるには、日本のヨモギで十分ではないかと感じます。

それに、がんでもないのに、むやみに大量に摂取することによる副作用も心配ですから、予防のためには、多ければ多い方が良いと考えるのは拙速です。(薬草や漢方薬に副作用がないと考えるのは誤りです。)

アルテミシニンは花に一番多い

この研究者は、花、葉、茎、根、それぞれの部位別の含有量も調べています。

ヨモギ属の部位別アルテミシニン含有量比較
結論としては、どのヨモギ属においても、アルテミシニンは花に一番多く、次に葉。茎と根にはほとんど無かったと述べています。
日本のヨモギを見てみると、乾燥した花100g中には約0.1g、乾燥した葉100g中には約0.05gとグラフ上見えますから、花は葉の2倍の量のアルテミシニンを含んでいることになりますね。
つまり、1日100gの花を食べれば、日本のヨモギでもアルテミシニン0.1gが達成できるわけです。

とはいえ、ヨモギの花を食べる!っていう習慣もないので何か良い方法がないかなぁ〜と考えてしまします(^^)

 

ヨモギの効果

・美肌効果
ヨモギのクロロフィルには、殺菌作用があり、ニキビの原因のアクネ菌の繁殖を防ぐことで肌の炎症を防いでくれます。美容効果を利用した代表例として、よもぎ蒸しが人気です。よもぎ蒸しはヨモギと複数種類の薬草を混ぜて、その蒸気を利用した美容法です。

・癌の予防 ワシントン大学の研究チームが、よもぎに含まれる「アルテミシニン」が癌細胞を死滅させる効果があると発表しました。さらに、抗がん剤に比べ34,000倍もの効果があるとのことです。 またβ-カロテンにも抗酸化作用や免疫力を高める効果があり、がん予防の効果が期待できます。

 

・デトックス効果 ヨモギには利尿作用があるため、体に溜まった老廃物を体外へ排出してくれます。冬の寒くなる時期は、寒さから守るため、代謝機能が低下します。デトックス効果で、むくみ改善や血行をよくして温まりましょう。 お茶にして飲んでみるのもいいですね(((o(*゚▽゚*)o)))♡

・西洋医療と東洋医療

よもぎが癌細胞を死滅させる!!
発表された研究論文によれば、東洋医学(漢方)で古来から薬としてもちいられることもある、ヨモギから抽出される、アルテミシニンと呼ばれる成分が、
健康的な細胞1つに対して、1万2,000個もの癌細胞を死滅させたと報告しています。

「アルテミシニンは、健康的な細胞の約100倍もの癌細胞を選択的に死滅させることができるだけでなく、抗がん剤よりも34,000倍も正確に癌細胞だけを死滅させることができます。」とワシントン大学の研究チームのリーダーであるヘンリー・ライ博士は言います。

ヨモギそのものは、非常に鉄分の多い野菜・ハーブです。野菜では2番目の多さです。 
是非、ヨモギ餅やヨモギを使ったお粥など、召し上がってみてくださいね。

よもぎ蒸しは、経皮吸収率の高い膣粘膜から取り入れるので、
身体を温めるだけでなく、よもぎ成分から健康になる第一歩になるなるかもしれません。

2024年春、今年は地域の女性の協力を得て山梨県北杜市の蓬の収穫を無事に済ませることができました。
収穫時期が大切だということに気づき、短期間に一気に作業を進められたことは感謝しかありません。
今後もさらにヨモギを通じた繋がりの和が広がっていけたら幸いと思います。ご興味がありましたらどうぞ、お気軽にご連絡ください。

日々の様子をInstagramにアップしています
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